2017.1.20更新
リアルカーボンとは
「やっぱり、カーボンはいいよね~」
車好きの方なら一度は耳にしたことがある「カーボン」という言葉、あこがれのパーツ。
では、「カーボン」とは何でしょう?
カーボンとは
「カーボン」について少しだけ・・・
よく巷では、「カーボン」と言われますが、「カーボン=炭素」なので、簡単にいうと「炭」ですね。
ただし、「炭」にもいろいろな形があり、「ダイアモンド」も炭の一種です。
では、車関連での「炭」は何でしょう?車業界では、
「カーボン」=「カーボン(炭素)繊維」
ということになり、その「カーボン繊維」をつかった商品をみて平たく「カーボン」と言っているのでしょう。
正式には、カーボン繊維を樹脂で固めたもので「CFRP(炭素強化プラスチック)」ということになります。
CF:Carbon Fiber(炭素繊維)
R :Reinforced(強化)
P :Plastics(合成樹脂)
この「カーボン繊維強化プラスチック」の、性能
- 軽量(軽い)
- 高強度(強い)
- 高剛性(たわみにくい)
車にとってのハイスペックなところが「カーボン」の本来もっとも素晴らしいところではありますが、「カーボン」の魅力は、それだけではありません。そう、ズバリ
「見た目!!」
カーボン繊維のなんともいえない柄にも魅了されてしまいます。
車に「カーボン」が入るだけで、高級感が出て、スポーティーになります。
個人的には「カーボン」を装着するだけで、車が速くなったような気が...(笑)
こんな魅力いっぱいのカーボンですが、最大の弱点があります。
「高い!!」
元が「炭」とは思えない金額です。「ダイアモンド」も一緒ですが(笑)
ということで、そう簡単には手が出ない「カーボン」をお手軽に手に出来るよう
- カーボンラッピング
- カーボンパネルの貼り付け
等があります。
カーボンラッピング
「カーボン」の柄をフィルム上に再現し、そのフィルムをご希望の箇所に貼り付ける事により、カーボンパーツのような見た目にすること。
当初は、つや消し・半ツヤの物しかありませんでしたが、最近では艶ありの物も出てきております。(2017.1.20現在)
カーボンパネルの貼り付け
オーディオ周りやエアコンの浮き出し口等の内装パーツや、ダクトなどの外装パーツの表面に合わせて作られた「カーボン製パネル」または「カーボン柄に塗られたパネル」を表面に貼り付けてカーボンパーツのような見た目にすること。
そして、中にはやはり本当の「カーボン」と同じ見た目を再現したいということで、今回ご紹介する「リアルカーボン加工」を選択される方もみえます。
リアルカーボン加工とは
本当のリアルカーボンといえば、上記にて説明の「CFRP(炭素強化プラスチック)」で、真空+加圧+加熱をしながら成形するオートクレーブ技術を利用して作られるドライカーボンが、リアルなカーボンと言えます。
その他に社外品パーツでよくあるのがウェットカーボンです。
ウェットカーボンは、元となる製品を一度作り、それを元にメス型を製作してカーボン繊維を型に貼り付けていき製品にするものです。
ドライ・ウェット共にカーボン繊維の製品ですが、ウェットカーボン製品は、ドライカーボンの製品のように軽くはなく、強度はありません、コストがドライカーボンよりかかりませんので、製品が安価になります。
どちらも、完成品でのカーボンのパーツとしての販売となります。
ですが、世の中に出回っている全てのパーツにカーボン製品があるわけがありません。
既製品を加工することでカーボン製品のように見せる加工があります。
当社で行っているリアルカーボン加工は、既製品にカーボン繊維を使っっておこなう「加工」です。
カーボン柄の転写ではなく、本物のカーボン繊維を使用し、樹脂にてコーティングするのでその深みや艶感は抜群で、見た目はカーボン製品そのものです。
「カーボン繊維」を樹脂を使い何層にも固めて加工しますので、時間と手間がかかりますので、施工費用が高くなってしまいますが、一点ものの加工としては最高峰のものとなります。
実際に出来上がった「リアルカーボン加工品」を見ていただけばわかりますが、その存在感は抜群で、加工品というよりは一つの作品と呼ぶにふさわしいです。