メルセデスベンツ・BMWのメッキモール交換・塗装をお考えの方へ (愛知県・岐阜県・名古屋)
メルセデスベンツのメッキモールの交換を相談されましたが、非常に高額になってしまうので、腐食対策をさせていただきました。
輸入車(特に欧州車)のメッキモールにくすみや白い腐食出てませんか?
メルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン等の欧州車によく見られる、メッキモールの腐食によるくすみや曇り。
実は、欧州車のモール素材がアルミ合金らしく、表面をアルマイト処理で錆止してあるのですが、熱による膨張と収縮を繰り返すことによりアルマイト処理にクラックが入ってしまい、そこからアルカリ洗剤や黄砂等のアルカリに触れてしまうと腐食し白くなってしまうようです。
日本では黄砂がありますので、黄砂+雨でアルカリ溶剤が作られ、メッキ部分がアルカリ溶剤により白くなってしまいます。
これが進行し、見栄えが悪くなって、お困りのお客様が多数おられると思います
メッキモールの磨きは、長持ちしない?
一度腐食してしまうと、磨きを入れてもなかなか元に戻らず、綺麗になったとしても直ぐに元通りの白い腐食が発生してしまいます。
DIY用品も多数出ておりますが、思ったよりも大変で簡単には取れなくて諦めた方もいるかと思います。
当社でも、メッキモールの磨きメニューはあるのですが、お客様が大変な作業はプロがやっても結構大変なんです
という事で、メッキモール交換と比べれば安いですが、施工料金としては腐食具合にもよりますが、基本的にはに高くなってしまいます
さらには、絶対的な保護効果を発揮するコーティング剤もなかなかなく、結局のところマメにワックスがけして頂くのが一番有効と考えておりました。
運転席の手をかけるような部分だけ白い腐食や曇りがなくキレイなメッキモールの状態で保たれている車輌をよく見かけるのは、手の油分でワックス効果が出ているものと考えられます。
そもそもメッキモール交換してしまえばよいのでは?
新品モールに交換するのは、一番間違いない方法で、一番費用がかかる方法でもあります。
ただ、新車で購入したお車が腐食して、白くなってしまうのですから、新品に交換しても環境次第で早ければ1年程度でまた白くなり始めます。
新品に交換した場合の費用は、想像するに易く、軽く10万円を超える金額になりますので、その費用が気にならないのであれば交換は非常に有効な手段です。
磨き・コーティング以外のメッキモール対策
メッキモールの腐食対策として磨きを入れてコーティングをかけるというのが王道ではありますが、他にも対策方法があります。
「カーラッピング」と「ラバーディップ」
それぞれ非常に有効な手段です。
なんといっても両方法共にメッキ表面を覆ってしまうので、腐食を隠してくれ、それ以上の進行も防いでくれます。
Mizzモールカバーリングフィルム 2021最新!!
2021新たな対策ができるようになりました。
Mizzモールカバーリングフィルムを施工することにより、モールを新車のような状態にすることが出来ます。
Mizzモールカバーリングフィルム施工後
Mizzモールカバーリングフィルムは純正のモールの再現性が抜群で、純正のハーフメッキ状態にもどすことが可能です。
欧州車のモールに合わせたカラーリングとなっておりますので、使用している車はもちろんですが、新車に施工しても違和感は全くありません。
「Mizzモールカバーリングフィルム」は、 劣化してしまったモールの復活施工はもちろん、新車の保護施工も可能です。
カーラッピング
メッキモールをラッピングすることにより、腐食を抑えたりデザイン性をもたせる事が出来ます。
メッキモールラッピング前 メッキモールラッピング後
以前のメッキモールラッピングの記事はこちら
⇒ボルボV40 メッキモールラッピング くすみ防止のコーティングにもなります
ラッピングの場合、通常のカラーに加え、カーボン調やブラッシュ(金属ヘアライン)等という柄が選べるのが特徴です。
ただ、こちらも施工には技術力が必要となることも多々あり、施工料金は若干高めのモール磨きと似通った金額になります。
ですが、デザイン性であったり、メッキモールを覆ってしまうのでフィルムの耐久性(使用状況によるが概ね2~3年)の間は保護され、剥がせば元通りなので下取り時などに問題がありません。
ただし、モールの形状によっては、浮きや剥がれの発生する可能性はあります。
ラバーディップ
そして、剥がせるラバースプレー(塗装)「ラバーディップ」です。
メッキモールを通常の塗装で塗るという選択肢も本来はあるのですが、基本的には部品の脱着が必要となり、メッキの腐食対策としてはかなり高額となりますので、余程のこだわりがない限りは現実的ではないと思います。
「ラバーディップ」であれば、工程としては塗装と変わらず、部品脱着の必要もなく塗装できます。
塗装なのですが、ゴム状で後々剥がすことが出来ます
詳しくはこちらの記事で
⇒ついに来ました剥がせる塗装(スプレー)「ラバーディップ」
メルセデスベンツCクラスのメッキモールですが、まだ新車からそれ程時間が経っていないにも関わらず、白い腐食が発生してしまっていました
という事で、マットブラックの「ラバーディップ」でブラックアウトしてみました
いかがでしょうか?
窓枠が黒くなって引き締まった感じになりませんか?
ゴム状の塗装ですので、硬いものが当たったとしても、傷が入りにくく、剥がれにくいです。
では、実際に剥がれるのかどうかですが
こんな感じにマスキングを剥がす間にも余分な箇所が剥がれてくることもあります
さらに、びよ~ん
と剥がれます(笑)
屋外で見ると
違和感ありませんね
お好みであれば、他のメッキパーツ全てブラックアウトする事も可能です
しかも、「ラバーディップ」塗装費用は、それ程高くはありません。 2020.4.1修正
というのも、通常の塗装と違って剥がれるので万が一マスキングから塗装が少し漏れても軽く擦るだけで取れちゃいますので、通常の塗装ほど厳密なマスキングが必要なく塗装出来てしまうからです。
「ラバーディップ」の費用ですが、モールの取り付き方によりマスキング作業がかなり必要になり、塗り直しなどの作業が多くなることから作業工賃の改定を行い、当初の費用に比べ高くなってしまいました。2020当時、カーラッピングよりも施工費用は高くなってしまっております。
という事で、塗装が他の箇所に付いてしまうのでは?もご安心下さい
※今回は、磨き作業もご依頼いただいておりましたので、わざと少し漏れるような状況を作って撮っております。
では、塗ったモールも擦るだけで剥がれるのでは?と思われがちですが、色がしっかり塗られている箇所は、角を剥がす等のきっかけをつくってあげない限り、そんなに簡単には剥がれてきません。
カラーも豊富なので、お好みのカラーで塗ることが出来ます
とここまで書くと良い事しかないように思われますが、「ラバーディップ」にも弱点はあります
まず、通常の塗装と違ってゴミやブツが入ってしまってもゴムの為、取ることが出来ません。
また、シンナー等の有機溶剤には弱いので有機溶剤には触れないようにしないといけません。
※通常の使用でモールに有機溶剤が触れることは無いと思われますが...
上記のような理由で、基本的にはゴミなど目立ち難いマットカラーをおすすめしております。
また、クリアー(透明)も試行錯誤しておりますので、後々には新車時の塗装でメッキカラーのまま腐食を防ぐことも出来る様になるかもしれません。