車のメッキモールの保護はコーティング以外にないのか?
今回は、車のメッキモールの保護に何か良い保護はないのか?
コーティングから塗装や塗装・ラッピングそして最後に今後当社として進めていきたい方法のテスト記事となっております。
車のメッキモールの保護コーティング
まず一般的なことですが、車のメッキモールの保護といえばやはり「コーティング」でしょう。
メッキのコーティングといえば言わずと知れたメッキングですね。
当社でも効果が体感できる商品でしたし、サビが出てしまった物をキレイにするサビトリキング
もありますし、メッキの保護・磨きとしては有名です。
ただし、一度錆びてしまったメッキパーツはサビトリキングを持ってしてもキレイに取りきることは、至難の業ですし、当然ですが思った以上に大変な作業になることもあります。
ですので、早めの対策、早めの処置が有効です。
が、メッキングを含む「コーティング」ではなかなか劣化・腐食や白化を止められない物があります。
それが輸入車でも欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールです。
欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールの保護
当社もですが、欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のオーナー様は特に気になるところではないでしょうか?
当社も長くこの問題には向き合っておりますが、「なかなか有効な手段がない」というのが現状です。
というのも、欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールの素材が特殊?で、アルミ製が多く黄砂等のアルカリに触れてしまうと腐食し白くなってしまう特徴があるからです。
その為、普段お使いになられていれば、かなり高い確率でメッキモールが白化してくるはずです。
こちらの記事でも紹介しております。
⇒メルセデスベンツCクラス メッキモールにラバースプレー
腐食してしまった欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールは、一生懸命磨けばキレイになることもありますが、かなり大変なことが多いです。
「簡単にキレイ」な商品もあるようですが、実際には腐食の具合が軽度だったと考えられます。
⇒メッキモールの磨き剤色々(評価をご覧ください)
このような商品を使って一生懸命キレイにして、それが長続きすれば努力が報われるので頑張る価値はあります。
が、実際にはその状態を長く維持するには、こまめに磨き続ける必要があることが多いです。
塗装されたアルミホイールを見ても分かりますが、
かなりしっかり塗装されていないと、ほんの少しのきっかけで腐食が...
塗装してもこれですから、コーティングで防げる期間は???
欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールの保護
では、コーティング以外で欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールを保護する方法はないのでしょうか?
もちろん強固なコーティングがあればそれが一番なのですが。
欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールの保護塗装
まず、コーティング以外で一番強固と考えられるのが塗装です。
先の画像の通り塗装でもメッキモールの腐食の進むことはありますが、かなりの長期間くすみ等は防げます。
が、問題なのは塗装料金(費用)です。
塗装する場合、メッキモールの脱着が基本的には必要となりますが、ここでも問題となるのが素材で、アルミが金属の中で柔らかい方だというのは終わりいただけるかと思います。
メッキモールの素材が、アルミ素材のためにメッキモールの脱着をしようとした場合、曲がってしまう可能性が高くなります。
その為、通常脱着で考えるところを交換も視野に入れた見積もりになり、どうしても高額になってしまいます。
透明なクリアをメッキモール塗装した場合、腐食が発生した場合に見えやすいですが、ブラック等の色付けをすれば、長期間保護し雰囲気も変えられます。
高品位で、一番有効な手段ですが費用がかかります。
欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールにラバー塗装
通常のメッキモール塗装よりも費用を比較的抑えることが出来るのが、「ラバーディップ」です。
「ラバーディップ」は、剥がせる塗装で最近に出てきた新しい発想の塗装です。「ラバーディップ」には、通常の仕上げとハイクオリティな仕上げの2種類があります。
通常の仕上げですと耐久性が短くなり、溶剤に弱いという特性がありますが、施工費用が塗装料金と比べるとかなり安くなります。
ハイクオリティな仕上げになりますと、塗装同様となり、施工費用も通常の塗装をするのと変わらないくらいの料金となってしまいます。
マットブラック仕上げであれば、通常の仕上げ(安い)も可能ではありますが、透明な保護となりますとハイクオリティ仕様(高い)でないと耐久性的に問題が出てしまいます。
「ラバーディップ」マット仕上げはこちらでご確認ください。
⇒メルセデスベンツCクラス メッキモールにラバースプレー
欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールの保護 ラッピング
次にラッピングですが、塗装に比べればかなり安価にできます。
また、カーボンやブラッシュ(金属調)等の柄も選べるので塗装やラバーディップのような単色ではなく、カスタム色も濃くできます。
以前のメッキモールラッピングの記事はこちら
⇒ボルボV40 メッキモールラッピング くすみ防止のコーティングにもなります
欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールの保護 今後
ここまでメッキモールの保護について色々と書いてきましたが、やはり新車でそのままメッキモールを保護できないか?
メッキモール塗装が理想的ではありますが、非常に高価で塗装となれば時間もかかります。
やはり強固なコーティング剤が出てくるのが理想的ではありますが、これだけ長い時間悩まされるということは技術的にかなり難しいのでしょう。
もちろん今後、素晴らしいメッキモールコーティングが出てくる可能性はありますので、そこに期待せずにはいられません。
当社として色々と考えた結果、透明な保護という意味では当社で施工しておりますプロテクションフィルムではないか?
ですが、プロテクションフィルムは元々飛び石からボディーを守るために開発されたものですので、厚みがそれなりにあり、細いモールへの貼付けは非常に難しい。
ということで今回、お試しで別の透明フィルムを貼ってみました。
本当は欧州車(ベンツ・BMW・アウディ)のメッキモールで試したかったのですが、そんなに都合よく欧州車があるはずもなく...それはまた後日で。
どれくらいの透明度があるかをチェックするべくレクサスISで試してみました。きれいな反射のメッキモールで違和感が出なければ欧州車のような半反射のメッキモールで違和感は出ませんので。
ウィンドウトリム(窓枠)
ウィンドウトリム(窓枠)の部分では、それ程大きな違和感はないようです。
期待できそう!!
ということで、調子に乗ってフロントグリルのメッキ部分に
こちらは撃沈…全体に貼ってしまえば…とも思いますが、やはり曇った感は否めません。それだけメッキがきれいとうことですが、やはりハードル高いですね。
が、きれいなメッキモール(パーツ)で気になるシミについては、かなり見えなくなることも確認できました。
施工前 施工前
施工後 施工後
最初にあったシミが見えにくくなりました。 これで透明度上がれば、通常のきれいなメッキパーツの洗車キズ保護くらいにはなりそうです。
乞うご期待!!
Mizzでは、テストを繰り返しながら、お客様にモニター(特価)としてお試しいただいております。
我こそは!!という方は是非!!